国 際 交 流 事 業
  




 
   当協会はJICA(独立行政法人)やJST(科学技術振興機構)などとの協力のもと、中国をはじめ近隣諸国との交流を図っております。以下に、 これまでの主な活動をお知らせします。


1) 青年研修事業



   平成22年度中国の「行政管理」を担当する研修生18名を受け入れ、厚生労働省、早稲田大学、NHK放送センターや東村山市の老人ホーム視察。地方研修と して横浜市を訪問。JICAの横浜センターで日本青年との交流をしました。


2) JICAの草の根技術支援事業

   平成22年度から中国寧夏紅寺堡地区で、飼料桑栽培モデル農場建設及び研修を実施しています。この事業は乾燥地である寧夏において乾燥に強い桑を植林し、 飼料の一部として羊を飼育するもので、桑の育苗事業が間に合わなかったり、世界の穀物価格上昇に伴う桑の作付面 積縮小などの障害がありましたが、従来の一般農民対象から羊や牛の 育成農家対象に転換したところ事業は好転しました。

   現在銀川市に桑飼料調整センター、固原、霊武市、紅寺堡の3ヶ所に桑飼料化調整ステーションを設けて正式な運転に入っています。


3) 中国等における植林事業



   北京や西安において植林事業を実施しております。植えつける植物は、現地の気候や風土に適した柏、ニセアカシア、ハゼなどです。

   黒竜江省の富裕県における植林は、黒竜江最大の支流である嫩江の流域の防砂固砂モデル林で、平成22年の8月には当協会の国際交流委員会は15名の訪問団 を組織し、共同植林を実施しました。
 甘粛省舟曲県、康楽県、永靖県など日中緑化交流基金の助成による植林事業も平成24年から続いています。
 平成27年8月〜9月、「緑の募金公募事業」に応募し、2年間の緑化計画が採択され、モンゴル国ウランバートル市の学校緑化モデル事業として、第121,122学校に植林事業を行いました。また翌年には第52学校に植林しました。


4) さくらサイエンスプラン(日本・アジア青少年サイエンス交流事業)
 

 平成27年度から科学技術振興機構のプログラム(Cコース:企画活動コース)に応募し、当協会の企画により大学や企業の研究室訪問、学校や科学館訪問などの交流活動にアジア青少年が参加するという事業を展開しています。年間2回のペースで応募採択され、徐々に交流が多岐にわたってきています。この事業を通じて知り合いになった大学や機関の若者たちとその後も交流が続いていることに希望を感じます。これからもより多くの青少年との交流を目指して企画応募します。
   
中国科学技術交流センターを通じた中国中小企業・農村への日本側技術者派遣事業

 

 平成26年度から、当協会が中国科学技術交流センターとの間で結んだ日本側技術者派遣の協議議事録に基づく中国各地農業技術部署、中堅・中小製造業からの要望に基づく、中国側費用負担による技術者派遣事業であり、新しい意義のある交流事業を開始しました。
 ボランティア活動的要素が強く、中国側と日本側のマッチングが難しいですが、これまでに「黄土建材化の可能性討議」としての専門家派遣や、群馬県の経験学識豊かな養蚕技術者による江蘇省、安徽省、遼寧省へ4回の指導派遣など、交流が実現しました。
   


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